section7 - Enrich Human Knowledge

2.7 Example Program: Future Value

　Chapter2の最初でプログラムを作成する過程を幾つかのステップに分けて考えた。ここではまた別のプログラムを例にして、これを復習する。

　Analyze the Problem（問題の分析）

　銀行にお金を預ければ、利子が付く。最初の値(principal)と利子率(interest rate)が与えられた時に10年後の値を計算したい。（ちなみにprincipalは「元金」という意味。）

　Determine Specifications（プログラムが何(what)をしなければならないのか）

　利子率は年率を考える。（利子が付く期間が年毎でなくても、年率に換算すれば良い。）

　プログラム: Future Value

　インプット: principal = 預けられたお金（ドル）, apr = 年率（少数表示）

　アウトプット: 10年後のお金

　インプットとアウトプットの関係: 一年後のお金は principal (1 + apr)で与えられる。10年後の値を出すためにはこれを10回繰り返せば良い。

　Design（どうやって(how)実行するか。擬似コードの作成）

　説明文を表示

　初期値を入力(principal)

　年率を入力(apr)

　次を十回繰り返す： principal = principal * (1 + apr)

　principalの表示

　Implement the Design（プログラミング言語で書き下す）

　説明文を表示

　→print "This program calculates the future value"

　初期値を入力

　→principal = input("Enter the initial principal: ")

　年率を入力

　→apr = input("Enter the annual interest rate: ")

　十回繰り返す

　→for i in range(10):

　principalの計算

　→principal = principal * (1 + apr)

　principalの表示

　→print "The value in 10 years is:", principal

　上でやったのは、前のステップで書いた擬似コードのそれぞれのコードを実際のプログラミング言語で書き下すこと。（「困難は分割せよ」後はこれを組み合わせてプログラムを完成させる。

　プログラムの中で、インプット、実行、アウトプットの部分を改行して分けておくと読みやすくなる。

　Test/Debag the Program

　principal = 1

　apr = 1

　結果　2^10 = 1024

　これは正しい。